水回りの汚れは、浴室の石けんかす、洗面の皮脂、キッチンの油と食品汚れなど、場所によって違います。家中を一度に完璧にしようとすると、時間も洗剤も増え、続きません。
毎日は使用後の水切りだけ、週1回は浴室5分・洗面4分・キッチン6分の合計15分へ分けます。大切なのは、複数の洗剤を同時に使わないことと、製品表示に従うことです。
先に要点
- 毎日:水滴、髪、食品くずを残さない
- 週1:浴室5分・洗面4分・キッチン6分
- 上から下、乾いたごみから湿った汚れの順
- 洗剤は一度に1種類、十分にすすぐ
- 塩素系と酸性の製品は絶対に混ぜない
毎日やるのは水気とごみだけ
入浴後は髪を集め、壁や床の水滴をスクイージーや布で取ります。洗面は歯みがき粉と水滴、キッチンは食品くずと油はねをその日のうちに拭きます。洗剤を毎日増やすのではなく、汚れの材料を残さないことが目的です。
布は場所ごとに分け、使用後に洗って完全に乾かします。濡れた布をシンク下へ丸めて置くと、においと湿気の原因になります。排水口のごみも長時間ためません。
週15分の配分
タイマーが鳴ったら、頑固な水垢やカビは翌週の別枠へ回します。短時間に複数の洗剤を重ねると、すすぎ不足や危険な混合につながります。
| 時間 | 場所 | 行うこと |
| 0〜5分 | 浴室 | 髪を取る、床と水栓を洗う、水切り |
| 5〜9分 | 洗面 | 鏡、ボウル、蛇口を水拭き・乾燥 |
| 9〜15分 | キッチン | 作業台、シンク、排水口を洗い乾燥 |

浴室の5分
天井など手が届かない場所へ無理に手を伸ばさず、安定した道具を使います。カビ取り剤を使う日は、ほかの洗剤を同時に使わず、その製品だけの作業として分けます。
- 換気を始め、床の物を安全な場所へ移す。
- 髪と固形ごみを乾いた状態で集める。
- 浴室用の対象素材に合う製品を表示どおり使う。
- 高い所から低い所へすすぎ、排水口へ汚れを残さない。
- 水切りを行い、道具も洗って乾かす。
洗面の4分
鏡は乾いたほこりを取り、水拭き、必要な部分だけ薄めた中性洗剤、すすぎ、乾燥の順です。ボウルと蛇口も素材に合う柔らかい布を使い、研磨剤を自己判断で使いません。鏡のくもり止めコートは専用の手入れ方法を優先します。
歯ブラシ、化粧品、コンタクト用品をいったん移し、洗剤が触れないようにします。掃除後はカウンターの奥と鏡の縁へ水が残っていないか確認します。
キッチンの6分
食品をすべて片づけ、固形ごみと油を紙などで先に取ります。その後、台所用の対象素材に合う洗剤で作業台、シンクの順に洗います。生肉や魚を扱った直後は、ふきんやスポンジを共用せず、衛生管理を分けてください。
排水口部品を外す場合は取扱説明書を確認し、戻す順番を写真へ残します。熱湯を樹脂配管へ大量に流したり、異なる排水口用洗剤を続けて使ったりしません。
洗剤の混用を防ぐ
日本中毒情報センターは、塩素系の洗浄剤が酸性のものと混ざると有毒な塩素ガスを発生すると注意喚起し、ほかの洗剤や洗浄剤と混ぜたり同時使用したりしないよう案内しています。家庭内の化学製品
容器を入れ替えず、ラベルを読める状態で保管します。『ナチュラル素材』でも酸性のものがあります。前の洗剤を使った場所へ別製品を重ねず、十分に水で流し、作業日を分けます。

中止するサイン
体調に異変があれば、作業場所から離れます。危険が迫る場合は119へ連絡し、使用した製品容器を安全な範囲で確認できるようにします。自己判断で別の薬剤をかけて中和しません。
- 刺激臭、息苦しさ、目や喉の痛みを感じた
- 容器が変形、液漏れ、ラベル剥がれを起こしている
- ひび、腐食、パッキン外れなど設備の傷みがある
- 汚れの種類や素材が分からない
- 高所、狭所、電気設備の近くで安全を確保できない
まとめ
水回り掃除は、毎日の水切りとごみ取り、週1回の15分で回します。浴室5分、洗面4分、キッチン6分へ分け、頑固な汚れは別日に。洗剤はラベルを読み、一度に一種類だけ使用し、塩素系と酸性を絶対に混ぜないでください。
