すのこの隙間は、ルーターや配線の存在感を和らげながら、熱を逃がす目隠しに向いています。ただし、背の高い板へ棚を足すと転倒や落下の危険が増えます。
本記事では高さ70cm以下の小型ラックを想定し、壁際で使い、軽い飾りだけを載せる設計にします。通信機器や電源タップは説明書の離隔と通風を優先してください。
先に要点
- 隠す機器の上下左右に通気の余白を残す
- 奥行きのある脚で低重心にする
- 棚は軽い紙物と空の小物だけ
- 壁へ適切に固定できない場合は背を低くする
用途と完成寸法を決める
隠したい機器の幅・高さ・奥行きと、コードの出る方向を測ります。本体は機器へ密着させず、取扱説明書にある通風スペースを確保します。
すのこ二枚を前後ではなく左右の側板に使い、前面へ横桟を渡すと、背面を開けたまま目隠しを作れます。高さは視線を遮れる最小限に抑えます。

材料と道具
すのこは割れや節抜けがない物を選びます。人が体重をかける家具や、子どもが登る家具としては作りません。
- 同じ寸法の木製すのこ2枚
- 前後をつなぐ角材2〜3本
- 奥行きを確保する脚材
- 軽い飾り用の細い棚板
- 木ねじ、下穴用ドリル、ドライバー
- 紙やすり、さしがね、保護眼鏡
- 設置する壁と下地に適合する固定具
組み立ての6ステップ
- すのこを並べ、割れ・反り・釘の浮きを点検する。
- 切り口と表面を研磨し、粉を除く。
- 左右のすのこへ脚材を取り付け、自立する奥行きを作る。
- 前後の角材を下・中央・上の順に下穴とねじで固定する。
- 軽い棚板を低めの位置へ取り付ける。
- 床へ置いてがたつきを直し、壁際で適切な転倒防止を行う。
配線と機器を安全に隠す
電気機器の設置条件は機種ごとに違います。DIY側の見た目より、機器の取扱説明書を優先します。
- 電源タップを布や板で覆わない
- ルーターのアンテナや通気口を塞がない
- コードを鋭角に折らない
- 掃除と再起動のために手が届く開口を残す
- 発熱、異臭、変色があれば使用を中止する
転倒・落下を防ぐ
東京消防庁は、近年の地震被害調査で負傷者の3〜5割が屋内の家具類の転倒・落下・移動で負傷したと案内しています。地震から命を守る家具転倒対策
壁へ固定する場合は、壁材と下地に合う器具を使います。賃貸住宅では穴を開ける前に契約と管理者の確認が必要です。固定できない場所では、背をさらに低くし、棚を外し、避難路から離してください。

飾ってよい物・避けたい物
棚の手前へ物を集めず、最初は何も載せずに一週間使って安定を確認します。
| 向く物 | 避けたい物 |
| 紙のカード、軽い造花、空の小箱 | ガラス、陶器、水入り花瓶 |
| 軽いリモコン、薄い冊子 | 工具、本の束、家電 |
| 落ちても危険が小さい物 | 頭や足へ当たると危険な物 |
まとめ
すのこラックは、目隠し寸法だけでなく、機器の通気、脚の奥行き、壁固定、避難動線を一緒に設計します。高く重くしないことが、使いやすさと安全の両方につながります。
